via_skypeマニュアル

 via_skypeの概要

IPtalkはvia_skypeを使って(インターネット越しの)遠隔通信をすることができます。
via_skypeはA2A(Application to Application)という、Skypeネットワーク上でデータ通信を提供する仕組みを利用しています。
A2Aを利用することで得られるメリットは

  1. 高い接続性
    直接接続でも、ルータやProxyを利用していても、ファイアウォールがあっても、スカイプが利用できれば、接続できます。
  2. 接続の容易さ
    Skypeがインストールされていれば、ほかに、特別に設定する必要はありません。
  3. 暗号化
    A2Aを利用した通信はすべて暗号化されます。
  4. 安全性
    たとえばVPNを使った場合、利用者はすべて同じネットワークに入ることになります。
    場合によっては、他のコンピュータに侵入される危険性が出てきます。(フィルタリング、サービスの停止などの処置が必要)
    via_skypeの場合はvia_skypeをつかう限りにおいてのみ通信可能なので、侵入の心配はありません。
  5. 音声、チャットとの同時使用が可能。

■スカイプのインストール■

  • via_skypeを使うためには、Skypeがインストールされている必要があります。
  • Skypeをインストールするときには必ず「オプション」で
    「Skypeエクストラマネージャーをインストールする」のチェックをいれてインストールするようにしてください。(デフォルトでそうなっています)
  • バージョンによっては、上記チェックボックスが存在しないことがあります。
    そのときはvia_akypeは使えないことがありますので、別途Skype4com.dllを手に入れ、インストールするか、最新のバージョンを手に入れるようにしてください。
    また、アップデートの時、すでにインストールされている場合は、チェックボックスがグレイになって選べないときがあります 
=>手順はこちら

 ■via_skypeの起動■

  • IPtalkの画面から
    補助ウィンドウ2→FreeSoftwareGroup「DLL呼び出し」→DLL1→via_skype起動
=>手順はこちら

■通信モードの設定とスカイプの接続■

via_skypeを起動したら、最初に動作モードの決定と、スカイプネットワークへの接続をします。
  1. 動作モードを選択。
    動作モードは次の3つのモードがあります。
  2. 「スカイプに接続」のチェックを入れます。
    最終的に、スカイプの接続 : 成功と表示されれば、
    正常に接続されています。
=>詳しい内容はこちら

■通常モード■

  • 通常のIPtalkと同じように、仲間となったもの同士連携入力できます。
  • パートナーになれば、モニター部にパートナーの入力を表示させることが出来ます。
  • 8人モニターはこの画面のものを使います。
=>詳しい内容はこちら

■配信サーバーモード■ 

  • 配信サーバーモードは、配信クライアントからの接続要求を受け配信を管理します。
  • 連携入力は通常モードと同じ操作になります。
=>詳しい内容はこちら

 ■配信クライアントモード■

  • 配信クライアントモードでは配信サーバーからの文字出力だけ受け取れます。
    (出力をLANにブリッジさせることは可能です)
  • 入力は出来ません。
  • 字幕配信のような機能です。
=>詳しい内容はこちら

■カスタマイズ■

右下に6つのボタンがあります。
  1. フォント
    スカイプ名入力欄とモニター欄のフォントを変えます
  2. 背景色
    スカイプ名入力欄とモニター欄の背景色を変えます
  3. 起動時設定
    そのときの設定を起動時の設定とすることができます
    (保存される内容は、背景色、フォント、via_skypeウィンドウの位置、大きさです)
  4. 設定保存
    ファイル名を指定してそのときの設定を保存
    (保存される内容は、背景色、フォント、via_skypeウィンドウの位置、大きさです)
  5. 設定読込
    保存されている設定ファイルを読み込むことができます
  6. 説明
    使用法の説明です。「戻る」で元の画面に戻ります
もし文字が大きくなりすぎてはみ出すようであれば、スカイプ名欄とモニター欄の境界にマウスを持って行き左右にドラッグしてください。
欄の境界が移動します。
また、via_skypeのウィンドウの大きさを変えることで、モニター部の大きさが連動して変わります。
上記操作を組み合わせながら、見やすい大きさに調整してください。

■エラーメッセージと対処法■

  • <クラスが登録されていません>
    「Skypeエクストラマネージャーをインストールする」のチェックをいれてスカイプを再インストールしてください。
  • <Skypeがスタートできません>
    スカイプがインストールされていない可能性があります。
  • <Skypeに接続できません。Skype4comがインストールされていない可能性があります>
    最新のバージョンでスカイプのインストールを試みるか、別途Skype4comをインストールしてください。
  • <関数Modelessがみつからない>
    viaskype.dllをIPtalkと同じフォルダーにおいてください。